カジノ、パチンコ、スロット、競輪、オートレース、モーターボート、競馬、宝くじ、スポーツくじetc
様々なギャンブルが世の中にはありますが
なぜ人はギャンブルに引き込まれてしまうのか?
数回にわけて考察していきます。
その第二弾です。
『この記事の目次』
2.成功体験が生む達成感
第一弾ではスリルと期待感についてお話をさせていただきましたが
ギャンブルのもう一つの魅力は、成功体験が得られることです。たとえ少額であっても、自分の予測や運が当たった時の達成感は格別です。その体験が強烈な記憶となり、「また挑戦したい」という気持ちを引き起こします。
たとえば、スロットでリールが揃ったときに響くコインの音や、ルーレットで選んだ数字にボールが止まった瞬間。このような経験は、脳に強い印象を与えます。この「成功した記憶」が、再びその快感を得ようとする意欲を生み出すのです。
心理学的には、この現象は「強化学習」に基づいています。成功したとき、脳内で分泌される神経伝達物質であるドーパミンが重要な役割を果たします。ドーパミンは快感や幸福感を司る物質であり、成功体験が得られると、脳はその行動を「報酬」として記憶します。このプロセスにより、再び同じ快感を求める行動が強化されるのです。
具体的な研究として、スロットマシンのような偶然性の高いゲームでは、勝利時だけでなく、あと一歩で勝利を逃した場合にもドーパミンが分泌されることが確認されています。この「もう少しで成功する」という感覚が、さらなる挑戦を誘発するのです。また、ポーカーのようなスキルが影響するゲームでは、戦略を駆使して成功した際に、より高い満足感と達成感が得られると報告されています。これらの脳内メカニズムが、ギャンブルの魅力と中毒性を支える要因といえるでしょう。これはギャンブルが持つ中毒性の一因でもあります。しかし、この成功体験があるからこそ、多くの人がギャンブルに夢中になるのです。
特にテーブルゲームやポーカーのようなスキルと運が交錯するゲームでは、自分の知識や判断が成功に結びついたときの達成感がひときわ大きいものです。例えば、ポーカーで相手の表情を観察し、心理的な駆け引きに勝利した後に手札を公開する瞬間。その高揚感と「自分の戦略が通用した」という実感は、単なる勝利以上の満足感を生み出します。また、次回はさらに精密な戦略を試したいという気持ちが湧き上がり、プレイヤーとしての成長への意欲を駆り立てます。この成功体験が「もっと上手くなりたい」「もっと勝ちたい」というモチベーションを生み、さらなる挑戦へと駆り立てるのです。
達成感を得ることは人生のさまざまな場面でポジティブなエネルギーをもたらしますが、ギャンブルにおけるそれは特にユニークです。たとえば、仕事や学業で得られる達成感は、計画性や努力が報われた結果であることが多い一方、ギャンブルでは予測不可能な結果が突然訪れるスリルが伴います。この即時的かつ劇的な達成感は、日常的な成功体験では得られない特別な感覚を提供します。また、この違いが多くの人をギャンブルに引きつける要因となっているのです。
五反田イメクラ風俗敗北のギャンブラーでは勝利の報酬はチップやコインなどではなくディーラーの尊厳や肉体です。
生意気なディーラーを好き放題したという記憶はこれ以上とない特別な成功体験になるでしょう。